【ワイン修行その3】シャンパーニュのボトルサイズ
今回は、シャンパーニュのボトルサイズについて、書いてみました。
色々と覚え方がある割に、その意味についてしっかりと分かっていなかったので、これを機にしっかり意味を覚えたいと思います。
簡単な覚え方!
マグナムボトルまではよく聞くと思うので、それ以降を「JR待つ猿バナナ」と覚えるのが王道らしいです!
マチュレザムまでは、2本分ずつ容量が増えていきますが、サルマナザール以降は、ボトルサイズが4本分ずつ増えていくのでこれもまた注意です。
Quart (カール) 1/4本分・200ml
Demie-Bouteille (デュミ・ブティユ)1/2本分・375ml
Bouteille (ブティユ) 1本分・750ml
Magnum (マグナム) 2本分・1,500ml
Jéroboam (ジェロボアム) 4本分・3,000ml
Réhoboam (レオボアム) 6本分・4,500ml
Mathusalem (マチュザレム) 8本分・6,000ml
Salmanazar (サルマナザール) 12本分・9,000ml
Balthazar (バルタザール) 16本分・12,000ml
Nabuchodonosor(ナビュコドノゾール)20本分・20,000ml
どうですか?ジェロボアム以降をみると頭文字が「JR待つ猿バナナ」に見えてきませんか笑
そうは言っても意味はどうなのよ?
と試験問題だけをクリアしようとすればこれだけで大丈夫なのですが、実際由来わからないと全く意味がないと思っています。
どうやらキリスト教関連のフレーズが多いみたいです。
Quart
「1/4」の意味。英語のquarter(クォーター)と一緒ですね。
Demie-Bouteille (デュミ・ブティユ)1/2本分・375ml
「demie」はフランス語で「半分」の意味。ちなみに、「デミ」とつくものは半分の意味が多いらしく、デミグラスソースの場合は「半分に煮詰める」という意味があるそう。
Bouteille
フランス語で「ボトル」の意味
Magnum
ラテン語で「偉大なる」の意味
Jéroboam
旧約聖書に出てくる北イスラエル王国の最初の王であるヤロブアム(Jeroboam)の由来。紀元前922年に、イスラエル王国が北イスラエル王国とユダ王国に分裂した時の王ですね。
Réhoboam
今度は、レハブアム(Rehoboam)というユダ王国の最初の王が由来。
Mathusalem
ノアの方舟で有名な「ノア」の祖父であるメトシュラ(Methuselah)の意味。イエス・キリストの先祖でもあるそうです。人類初のぶどう園にブドウを植樹した人物らしいです。伝説によると。。。
Salmanazar
紀元前722年にイスラエルの部族を移送したアッシリア王であるサルマナザール王に由来。アッシリアは、現在のイラク北部、ティグリス川とシリア砂漠に挟まれ、小アジアとメソポタミア南部、イラン高原方面とを結ぶ交通の要地ですね。
Balthazar
紀元前539年まで続いた新バビロニア王国の王であったベルシャザルが名前の由来。「ベルシャザルの饗宴」は旧約聖書の絵の題材によくなっていますね。
イエス・キリストの生誕時にやってきたという東方の三博士の名前とも言われますが、新訳聖書中には彼の名前はありません。
Nabuchodonosor
新バビロニア王国のネブカドネザル2世が名前の由来。ユダ王国のユダヤ人がバビロニアに連れて行かれたバビロン捕囚の時の王様ですね。
ということで由来をまとめてみましたが、肝心のなぜその名前をつけたかということは勉強不足でした。。。必ずしも時代が下っていっている訳でもないので難しいですね。。。分かる人がいたらぜひ教えてください!